みなさんはビルマという国はご存じだろうか?今や国の名前としてはと国際的にミャンマーと名付けられているが、ビルマの事情を知る人たちはこの国をミャンマーとは呼ばずにビルマと呼称する。
長期にわたる軍事政権はビルマに於いてどのような存在なのか?この映画を見れば近くて遠い国ビルマを知ることが出来る。
作品紹介
ビルマVJ 消された革命 [DVD]
- 監督:
- アンダース・オステルガルド
- 製作:
- リーゼ・レンゼー=ミュラー
- 脚本:
- ヤン・クログスガード/アンドレス・オステルガールド
- 配給会社:
- 東風
- 公開年:
- 2008年12月
レビュー
長年、民衆を圧政によって苦しめてきた軍事政権。その対応に苦しんできた人達、長年耐えてきた人たちの恨み辛みが一団体の行動によって爆発するのだが、これは中東独裁政権からの流行革命・ソーシャル革命とはまた質の違うものである。
数年前にアジアで起こった、日本人の記憶にも新しい最大規模のデモで、純粋に人々の言葉の伝達によってもたらされた革命である。
ビルマ民衆の心の中にはいつもアウン・サン・スーチーさんがいる。彼女はビルマでも世界的にも有名な民主活動家であり、数十年自宅軟禁されている(最近はアラブの春を見てか、スーチーさんを解放し、形だけの民主化を図り世界をなんとか誤魔化している)。よくこのおばさんの写真を見るし名前も聞いても今一ピンとこなかったが、この映画を見てビルマ人がなぜここまで彼女を崇拝するのかがわかった気がした。
彼女はこの国の唯一の希望だったのだ。
仏教徒が反乱を起こすって相当の圧政なんだろうとみていると、次第に増してくる軍事政権の圧力。
終いには武器を使い、カダフィと同じようなことをする短絡的な社会。
この国に関しては、ただ脱力感と無力感、最後には溜息しか残らないのである。
評点
★★★★★★★★☆☆
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テーマ:映画レビュー
- ジャンル:映画
- 2011/10/25(火) 00:32:14|
- ドキュメンタリー映画
-
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『
トロン』は、1982年に製作されたアメリカのSFファンタジー映画である。今回紹介するのは続編の『
トロン:レガシー』。
世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックス(CG)を導入した映画として話題を集め、コンピューターの内部を美麗な映像とプログラムの擬人化という手法で表現している。
作品紹介
- 監督:
- ジョセフ・コシンスキー
- 製作総指揮:
- ドナルド・クシュナー
- 製作:
- ショーン・ベイリー/ジェフリー・シルヴァー
- 脚本:
- アダム・ホロウィッツ/エドワード・キッツィス/リチャード・ジェフリーズ
- 出演者:
- ジェフ・ブリッジス/ギャレット・ヘドランド/オリヴィア・ワイルド
- 音楽:
- ダフト・パンク
- 制作会社:
- LivePlanet
- 配給会社:
- ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
- 公開年:
- 2010年12月
- 上映時間:
- 126分
エンコム社のCEOとなったケヴィンの謎の失踪から20年後。息子のサムは、ケヴィンの友人であるアランから、「ポケベルにケヴィンから連絡が入った」という連絡を受け、かつてケヴィンと遊びに行くと約束したゲームセンターに行くのである。
キャスト紹介
主演:ギャレット・ヘドランド
サム役
本作品の主演。
前作の主人公であるケヴィン・フリンの息子でエンコム社の筆頭株主。大学(Caltech)に入学したが、中退。
ポケベルの発信元であるゲームセンターの隠し部屋で「グリッド」に転送されてしまい、クルー率いるプログラムとの戦いに身を投じる事になる。
ジェフ・ブリッジス
ケヴィン役
前作の主人公。サムの父親。
前作での『スペース・パラノイド』盗作問題に端を発する戦いに勝利を収め、その後エンコムのCEOに返り咲き、IT界のカリスマとして名を馳せる。しかし1989年、息子サムとゲームセンターに行くと約束した当日に息子を残して失踪。
オリヴィア・ワイルド
クオラ役
ケヴィンを慕い、パートナーとして共に暮らす女性プログラム。
このプログラムはケヴィンが開発したプログラムでもあり、かつてはゲームを支配していた。「グリッド・ゲーム」で窮地に立たされたサムを助け出す。
音楽:ダフト・パンク
今回の注目された要因として、音楽にDAFT PUNKが関わったことが大きいだろう。
多くのCMでも使われていたが、メインミュージックであるDerezzedの曲を提供している。
ダフトパンクの特徴がしっかり効いた音楽に仕上がっている。映画と音楽が完全にマッチしているのでこれは必聴だ。
因みに上記リンクで試聴できる(iTunes)。
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レビュー
当初、ウォルトディズニーの配給ということで全く期待していなかった。
見始めも「やっぱディズニーってこう始まるんだよなー」と、直ぐに冷めてしまった。
が、5分ぐらい見てみると意外にも面白い。
ゲームの世界にトランスフォームしてしまうというアイデアも全く斬新では無いのだが、映像と音楽でフルカバー。やはりダフト・パンクはSFに持って来いだ。
プログラムの開発者がプログラムに支配されてしまう。その間、現実とゲームの世界では時間軸が全く一緒であったというのもSFの世界では珍しい話でした。途中途中、意味あり気であまりよくわからない難しそうなプログラムの話が出てきて意味不明になりますが、その意味不明さも程よく楽しめる。。
でてくるボディガードみたいな?クオラも純真で綺麗でとても見応えのある女優さんでした。
評点
★★★★★★★★☆☆
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テーマ:映画レビュー
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- 2011/06/11(土) 03:51:10|
- SF映画
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